2016年4月22日
平成28年度在外公館文化事業「日本語スピーチコンテスト」
-
- 第7回「日本語スピーチコンテスト」が4月22日金曜日,セントアンドリュー高等学校に於いて開催され,各部門優勝者を沼田行雄駐トンガ大使が祝福しました。アキリシ・ポヒヴァ・トンガ王国首相兼同国教育訓練省大臣を迎えたほか,出場校学校長や父兄,応援に駆けつけた学生が見守る中,本大会は行われました。
沼田大使は,歓迎挨拶で各学校より代表として選出された出場者を祝福しました。また,トンガは独自の日本語の教科書を保有することを例に挙げ,日トンガ双方の協力により,両国の相互理解がより深まっていることに言及しました。沼田大使は,「トンガの若い世代で増す日本語人気やその学習意欲は,互いから学び合うという献身的な両国の努力を象徴しています。このことは,両国の文化的繋がりをより強めるため,極めて重要です。」と述べました。
ポヒヴァ首相兼教育訓練省大臣は,日本国政府の教育分野に対する継続した援助に感謝の意を表しました。また,当館とトンガ教育訓練省の本大会に対する協力体制を評価しました。
今年度スピーチコンテストの一般部門では,トンガ高校のミカエラ・マパカイトロさんが優勝しました。ミカエラさんは,今年9月に大阪府で行われる国際交流基金事業「日本語学習者訪日研修」参加候補者として当館より同基金へ推薦されます。高校6年生(日本の高校3年生相当)の部では,トンガ高校のミリカ・フィフィタさん,5年生の部では,同校のアリエル・サンチェスさん,4年生の部では,エウア高校のハヴェア・タンギモティアさんがそれぞれ優勝しました。今年は,22名の参加者のうち,離島(ババウ島及びエウア島)から9名参加しています。
トンガ王国における日本語教育は,1986年より始まり,現在ではトンガ教育養成学校において「日本語学習センター」が開設されるまでとなっています。また,高等学校においては,選択科目として現在6校で日本語教育が行われております。「日本語スピーチコンテスト」は,当館及びトンガ教育訓練省の共催,JICAトンガ支所,トンガ日本語教師会及びセントアンドリュー高校の協賛にて毎年行われています。
(詳しい大会結果は,PDFファイル をご覧下さい。)
アキリシ・ポヒヴァ・トンガ王国首相兼同国教育訓練省大臣によるスピーチの様子(左)
各学校代表により日本語スピーチが発表されました。(右)
タイルル・カレッジ代表(左)
トンガカレッジ・アテレによるパフォーマンスの様子(右)
スピーチコンテストとあわせて各学校によりパフォーマンスも行われました。 (左)
トンガ日本語教師会主催「書道コンテスト」入賞者の作品(右)
一般の部の優勝及び「日本語学習者訪日研修」への推薦権を勝ち取ったミカエラ・マパカイトロさんと沼田大使(左)
高校5年生優勝者のアリエル・サンチェスさんとポヒヴァ首相に代わり受賞式に訪れたセミシ・ファカハウ農業・食糧・林業・漁業省大臣(右)
高校4年生の部優勝者タンギモティア・ハヴェアさんとエウア高校の日本語教師・生徒(左)
- 第7回「日本語スピーチコンテスト」が4月22日金曜日,セントアンドリュー高等学校に於いて開催され,各部門優勝者を沼田行雄駐トンガ大使が祝福しました。アキリシ・ポヒヴァ・トンガ王国首相兼同国教育訓練省大臣を迎えたほか,出場校学校長や父兄,応援に駆けつけた学生が見守る中,本大会は行われました。